アルコール問題
2018.04.10
サロンでのトリートメント後に、髪をブローされるお客様のためにご用意していたヘアミストがあったのですが、新しいものを注文しようとしたら、オンラインショップからなくなってしまっていました。
あわてて、お客様に安心して使って頂けそうなナチュラル成分のものをリサーチして、あるドイツのオーガニックブランドのものを取り寄せてみました。
原材料はこれだけ。とってもシンプルです。
変性アルコール・水・セラック・グリセリン・ゴマ油・ホップエキス・ヘンナエキス・ ピーナッツ油・ゴボウ根エキス・水酸化K・香料(エッセンシャルオイル)
香りはどうかな?と顔の前でシュッと一拭きしてみたら、いきなりむせてしまいました。
原因はアルコール。
サロンで使用している国産スキンケアの「バイオラブ」とコスメの「ナチュラグラッセ」は、原料の選択基準の一つに”アルコールを使用しない”という決まりがあります。
なぜなら、アルコールは水に溶けやすい、かつ揮発性が高いから。
つまりは、肌に塗ると、お肌の水分まで巻き込んで一緒に揮発してしまい、お肌の乾燥を招くからです。
そして、日本人は欧米の人種と比べてアルコールへの耐性が低い。
実際に私も、お酒は飲めるけど、鍼灸治療の際にアルコール綿で拭き取られるとヒリヒリしてしまいます。
ヨーロッパ圏の人種は日本人に比べるとアルコールに対する耐性が強い様で、こだわりのオーガニックブランドでも、アルコールは普通に配合されている事が多いです。
けれど、アルコールにも弱くて肌が薄く乾燥しやすい私たちは、オーガニックブランドだからといって手放しで安心しない方が良さそうです。
改めて原料表示を見てみたら、アルコールが一番先頭に書いてあるので、配合量がかなり多いという事。
ブロー用のヘアミストという事で肌につける訳ではないので、アルコールを度外視したとしても、香りも全然良くないし・・・
いやいや。今回は失敗してしまいました。