落ちにくいメイクは、落としにくいメイク。
2020.06.25

evergreenのサロントリートメントは、”植物の力”と”手のひらから伝わる技術”でお肌を整えていきます。
その上にケミカルメイクでは勿体ないので、「ナチュラグラッセ」という100%自然由来素材でつくられたメイクをオススメしているのですが。
「ナチュラルメイクってすぐ落ちるイメージだけど大丈夫ですか?」という、率直なご質問をいただきました。
答えは、「はい、落ちやすいです。」
メイクアイテムの製造技術に詳しい訳ではないながらも、私が知る限りでは、メイクを落ちにくくする方法は、肌の上に膜をつくること。
メイクが崩れるのは、水(汗や涙)か油(皮脂)が原因なので、それをはじく膜を作ってしまえば良い訳で。
具体的には、油膜かシリコン膜?
(最近は、落ちないように染料で染めちゃう!という強行策もある様ですが、evergreenの目指すものからはかけ離れすぎてます・・・)
油膜について
肌に過剰な油分がのっかっていると、逆に素肌は乾燥してきます。
本来もっている皮脂分泌力が低下してしまったり、界面活性力の強いクレンジングが必要だったりするので。
シリコン膜
シリコンには危険論と安全論とがありますね。
少なくとも、水も油もはじくという事は、植物油をベースにしたevergreenで使用しているクレンジングでは落ちないのは確か。
水性の汚れは水で、油汚れは油で落とすとの同じで、シリコンはシリコンそのもので落とす必要がある。
クレンジングの中にシリコンを溶かす成分は、刺激があるものが多い様です。
となれば、やっぱり行き着く先は乾燥とか肌荒れ。
”落ちにくさ”と”乾燥肌”を天秤にかけて、どちらを選ぶのか?
決めるのはそれぞれです。
お肌の再生力が高いうちは、肌への負担よりも落ちにくくて便利な方を選ぶのもわかる。
けれど、40を過ぎた私にとって、乾燥は老化への入口なので避けなければ!なのです。
キレイな素肌は財産だから、できれば若いうちから、10年・20年後とかのお肌を予想してみて欲しい。
私にも、「40歳の自分なんて想像できない!」なんて思っている時代があったのだけど。
30代後半から、「あの時こうしておけば良かった!」と反省しても時すでに遅しな事は、珍しい事ではないから。
結論。
落ちにくいメイクは、当然落とす時に大変で、お肌に負担がかかってしまう。
ナチュラグラッセは落ちやすいけど、evergreenでは素肌のためにおすすめしています。
補足ですが、ナチュラグラッセは、「自然」だけを振りかざすのではなく、シリコンを使えないという制限の中で、いかに「機能面」も高めるかという事に挑戦して開発されています。
植物由来の中にも、膜を形成したり、ワックス状で落ちにくい成分もあるので。
そういった成分を駆使してくれている、これからも楽しみなメイクブランドです。